ずっと取材に行きたかった沢の井にようやく行ってきました。
実は数十年前に行ったことはあるけど、その記憶とはかなり違っています。
地元の有志の方できれいに整備されていて、ちょっとした憩いの場に変身していました。
御影の地名の由来でもある沢の井。
今はパワースポットとしてもひそかに人気らしいですよ。
沢の井伝説のインスタ版紙芝居
Instagramに投稿している画像で、どんな伝説かお楽しみください♪
25年前位に行ったときはこんなに綺麗に整備されていませんでした。
公園っぽい憩いの場所になったのはつい最近のよう。
鯉がたくさん泳いでいるという噂を聞いてたけど、鯉の姿は見えずたくさんの亀がまったりとしていました。
沢の井の言い伝えはひと言でいうと『神功皇后がお顔を映してお化粧された』これだけです。
『水かがみでお化粧なんかできへんやろ~ww』
そう思ってたけど、透き通った水面を見ていると化粧したくなってくるから不思議。
手持ちの本では神功皇后は朝鮮出兵の帰りに沢の井に立ち寄ったとあるけど、現地に由来碑ではそのことは触れられていません。
でも由来碑をよく見ると白く潰されているところがあるんですよね。
なんか差支えあるのかな?
伝説も時代の事情にあわせて修正されていくのかなぁ‥などと思っています。
時代が下ると、この沢の井の水でお酒を造って後醍醐天皇に献上したという伝説も出てきます。
神戸が誇る酒造会社『菊正宗』や『白鶴』を創業した嘉納家のご先祖が、後醍醐天皇にお酒を献上した人と伝わっています。
沢の井の帰りに『沢の井餅』を発見!
江戸時代から続く老舗和菓子屋の「安政堂」さんのお餅ですね。
もう、本当に美味しい!
こんなに美味しいお餅初めて食べました。
安政堂さんと沢の井餅については改めて記事にしますね。
沢の井の動画
沢の井はパワースポットとしても有名なので、湧き出る水を見ているだけで何とも言えない元気が出てきます。
鯉がいると聞いたけど亀しかいなかった。
御影の地名の由来
沢の井がある辺りは古くから『御影』と呼ばれています。
この地名の由来は、神功皇后の「御姿」の「影」を映した沢の井から来ています。
由緒正しい地名ですね。
沢の井と枳殻御殿
神功皇后は沢の井から少し南のあたりに『枳殻御殿(きこく)』を作り、しばらく滞在されていました。
枳殻とはカラタチです。
大きなトゲトゲがある植物で、昔は生垣によく使われていました。
神功皇后の御殿も枳殻の生垣で囲われていたそうです。
なんと幕末までは枳殻の生垣の跡が残っていたそう!
それってすごくないですか?
ほぼ神話時代に近い史跡が、それも生垣の跡が幕末まで残っているなんて!
今ももしかして面影らしきものがあるのかなって調べてみたけど、全然残ってない様子で残念。
参考文献
沢の井の行き方
場所 | 沢の井 |
---|---|
住所 | 〒658-0046 兵庫県神戸市東灘区御影本町4丁目12 |
地図 | |
アクセス | 【電車】
阪神御影駅から徒歩1分 |
駐車場 |
|