神戸を含め関西の３０～４０代のほとんどの人は「ユネスコ」という心霊スポットを知っていると思います。
六甲山の牛女伝説とどっちが有名かな？
実際に行ったことのある人もたくさんいるのでは？
今回の記事はそのユネスコ会館についてまとめてみました。
最初にお断りしておきますが、この記事にはユネスコ会館の画像は（持ってないので）載っていません。
どんな場所か知りたい方は、Googleで画像検索を駆使するとヒットすると思います。
ユネスコ会館の都市伝説をザクっと３行でまとめ
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芦屋市にある『ユネスコ会館』という廃墟
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精神病院跡だとか、火事で何人も焼死しているなどの噂がてんこ盛り
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関西の心霊スポットとしてはかなり有名だった
ユネスコ会館の知人たちの体験談
今から数十年前、実際にユネスコ会館に行って心霊体験をしたという人にたくさん出会いました。
本当に行っているかどうかはわかりません。
人から聞いた心霊話を自分の体験談として話すのが流行っている時代でした。
なつかしい‥。
話半分に聞いてたのでうろ覚えですが、残っている記憶で体験談を再現してみました。
↑この本も超おすすめ！読みだしたらとまらない！
中学の同級生のユネスコ会館体験談
男子５人で行った。いじられキャラのひとりを先遣隊として行かそうとしたが、入り口で「たくさんのナニカににらまれている」と号泣したので、ビビってみんな帰った。
高校の同級生のユネスコ体験談
嫌がる彼女と二人でユネスコ会館に行った。焼け焦げた部屋で人の唸り声を聞いた。行った後に即、ふられた。
バイト先の同僚のユネスコ会館体験談
バイト仲間数人で行った。焼け焦げた部屋でたくさん落ちていた新聞を拾おうとしたら、新聞が勝手に宙を舞った。
職場の同僚のユネスコ会館体験談
大学の頃ゼミ仲間３人で行った。だれも別に何も感じなかったが、帰りの車のなかでもうひとり誰かが乗っているような感じがした。
私のユネスコ会館体験談
私自身はユネスコ会館に行ったことがありません。
正確には、行こうとしたけど道に迷ってしまって、車で周辺をウロウロしていました。
帰りの車の中からちょっと怪しげなおばあさんを目撃しました。
あの時は「ひぃぃ！でた！ユネスコ会館の祟りや（？）」と本気で思ってましたが、あとから思うと、ホンモノの老婦人だったような気がします。
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ユネスコ会館の都市伝説
ユネスコ会館にはさまざまな噂が流れていました。
- 隔離された精神病院だった
- ユネスコと呼ばれる宗教施設だった
- 患者が火をつけて火事になった
- 信者が火をつけて集団自決した
- 何十人もが亡くなり、その霊の巣窟
- 幽霊よりも、そのスジの方々の巣窟になっている
- 関西の大学の某サークルがユネスコ会館を元に怪談をしたてて、なぜかその話が大きく広がってしまった
- 肝試しに入った若者が逮捕された。
この中で本当かもしれないのが、７番と８番です。
大学生の創作怪談が独り歩きしたっていかにもありそうな話ですよね。噂に聞いただけなので本当かどうかはわかりません。
そして平成１６年には４人の若者が逮捕されています。肝試しでユネスコ会館に侵入したところを住民に通報され、軽犯罪法で書類送検されたそうですよ。
ユネスコ会館ってホントは何の建物だった？
ユネスコ会館は病院でも宗教施設でもなく、その名の通りユネスコ会館です。
昭和３９年に、ユネスコ活動の拠点のために建てられた建物で、それにかかわる人々の情熱が集まった希望あふれる建物だったのです。
ボランティアが中心となっての宿泊施設で、レクレーションも盛んだったとか。
昭和６３年頃、バブルの崩壊の影響か閉鎖され廃墟になってしまいました。
平成５年に不審火で建物は焼けてしまいました。不審火の原因は肝試しに来ていた若者の火の不始末とも言われていますが詳細は良く分かりません。
燃え残った建物はより一層不気味になったのか、それからますます心霊スポットとしての知名度があがり、肝試し志願者が毎日わんさか押しかけるようになってしまったのです。
近所には住宅街もあるので、自治体と芦屋市が立ち上がりました。
２階部分を撤去した上に、有刺鉄線などで立ち入り禁止区画にしましたが、それでも侵入してくる不届きモノも多かったみたいです。
思えば、私が道に迷ったのはこの頃かもしれない‥。行けなくて本当によかった‥
ユネスコ会館の現在
平成１８年に残った建物を完全に撤去して整地しました。だから現在はユネスコ会館の廃墟は存在しません。
でも廃墟って悲しいですよね。
在りし日は人々の楽しい波動で満ちていただろうに、廃墟になってしまうとあらぬ噂ばかり立てられてね。
管理できない建物は廃墟になる前に取り壊してほしいなぁ‥と心から思います。
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