有馬温泉には伝説はたくさんあります。その中で一番見てみたかったのがこの『妬(うわなり)の湯』。
字面だけでもオドロオドロシイし、今でも湯が煮えたぎっている!なんてワクワクします(^^)
妬湯の伝説をザクっとまとめ
- 夫に愛人がいると知った妻は、愛人を殺して自分も一緒に熱湯が湧き出る温泉源に飛び込んだ
- それ以降、女性が美しく着飾ってこの温泉源の側に立つと、湯が激しく沸き立った
- 女の嫉妬に違いない‥と妬(うわなり)の湯と呼ぶようになり、妬神社も建てられて祀られた
妬(うわなり)の湯の祠のインスタ版紙芝居
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妬(うわなり)の湯伝説の史跡
妬(うわなり)の湯の祠
有馬温泉のおみやげ物屋街にある妬(うわなり)の湯。銀泉の近く。
↓狭い一角に祠があり、鳥居まである。
↓いつ頃建てられたものかはわからない。
妬(うわなり)の湯の石碑
↓由緒ありげな石の碑。その前にあるのが伝説の妬(うわなり)の湯の跡。遺体をかついで飛び降りるには狭すぎるような‥。
妬(うわなり)の湯の跡
↓今は枯れている。
妬泉源
妬(うわなり)の湯より少し奥に入っていったところに、新しい妬泉源がある。
↓危険なので鉄格子で囲まれている
↓いまも湯気が吹きあがりスゴイ迫力!
妬(うわなり)の湯伝説をくわしく解説
元の妬(うわなり)の湯は池になってた?
私の愛読書「神戸の伝説」では、妬(うわなり)の湯の泉源は、温泉が枯れてしまったあとに池になり、そして池になっても、そのほとりで罵り合うと水が沸き立つ‥とう記述がありました。
今の妬(うわなり)の湯の跡は、枯れ井戸みたいでとても池のようには見えません。
それに、愛人を殺し、その遺体と共にに身を投げるにはちょっと狭いような‥。なんか珍姫の井戸のような感じを受けます。
時の流れと共にスケールが変わってきたのだろうか‥いやでも祠はすぐそばにあるしな‥
などと、ちょっと腑に落ちない点が色々あります。
でも、ちょっと奥に行ったところにある、『妬泉源』の迫力はすごいです。
新『妬泉源』の様子の動画
沸き立っていますねぇ。
妬(うわなり)の湯伝説のまとめ
本当に昔話として伝わっているようで、年代や登場人物の名前などは調べた限り伝わってません。
着飾った娘が近づくと煮えたぎる‥というモチーフは他の伝説にもあったような気がしますが、いまのところ思いだせません。
また分かったことがあれば追記しますね(^^)/
この記事の参考文献
この記事を書くために参考にした本はこちらです。
妬湯の伝説地への行き方
場所 | 田んぼに囲まれた道に佇む |
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住所 | 〒651-1254 兵庫県神戸市北区山田町福地 |
地図 | |
アクセス | 有馬温泉駅から徒歩8分 |
駐車場 | 池坊有料駐車場が一番近くて安いかも?徒歩4分くらいです。
平日1時間300円 土日祝は1時間400円です。 |